おすすめマンガ『ミステリと言う勿れ』実写ドラマ化~少女マンガだけど男子にもぜひ読んでもらいたい!

マンガのこと
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こんにちは、ももたろ。(@ashitamomo365)です。

2022年1月からの月9枠でドラマスタートとのニュースが出ました。
田村由美先生の『ミステリと言う勿れ』
大好きな漫画なのでニュースに取り上げられるのはとても嬉しいけれど、原作ファンとしては実写ドラマ化…どうなるかな?と、期待半分、不安半分。

果たしてあの独特の雰囲気が実写で表現できるのか…??

主演として発表された菅田将暉さんは役者さんとして大好きですが(それはもう、仮面ライダーWの頃から…!!)…整くんのイメージとは雰囲気が違うかも。
抜群の演技力で全カバーして下さることを期待。

 

 

『ミステリと言う勿れ』はどんなマンガ?

『ミステリと言う勿れ』は、田村由美先生による少女マンガ。
「月刊フラワーズ」で連載中。
印象的なアフロの天然パーマを地毛とする大学生・不思議系青年の久能 整(くのう ととのう)が、いろんな事件に巻き込まれながらも、優れた記憶力と観察力、事実から推測する力をもって物事の本質をあぶりだし、事件を次々と解決していく新感覚ミステリーです。

次から次へと事件に巻き込まれていく様子は、まさにミステリ…!!
『言う勿れ』と言われても、ミステリでしょう|д゚)

 

とりあえず、
●見た目の天然パーマ(すごいアフロヘア―)
●整(ととのう)という他に見ない名前
第一印象でつかみはバッチリですね。完全に世界に引き込まれます。

派手なのは髪型だけで、雰囲気はのんびり、マイペース。
第1巻、冬のある、カレー日和。一人暮らしのアパートの部屋で玉ねぎをザク切りしているところへ警察官がやってくるところから物語が始まります。

殺人の容疑をかけられ事情聴取に任意同行しますが、その聴取での弁舌にまた惹きこまれます。
とにかく、自分は何もしていないのだから何も隠す必要がない。
(↑ずっと喋っています…整くん、そしてすべてが正論)

そして整くんは聴取を受けながら、観察力と情報収集力をもって周りの刑事たちの悩み事も次々と解き明かし落ち着かせていきます。←相談されたわけでもないのに(;’∀’)
整くんは普通に気になったことを口に出して喋っているだけなのに、彼らはとても安心します。
さながら、取調室が悩み相談室のよう(笑)

 

①娘から「お父さん臭い」「お父さんウザい」と言われる理由
②飼っていた猫が目を離した一瞬で亡くなった理由
③妊娠中の嫁が機嫌の悪い理由

 

なるほどー!!

真実と心理を合わせて淡々と語ってくれる整くん。
任意での事情聴取で不当に時間を取られているにも関わらず、慌てず騒がず感情の起伏を見せず、丁寧な話し方と怠らない観察力に脱帽です。
その観察力で事件を解決に導いていきます。
若干、大学生でその落ち着きはどうよ?と思ったりもしますが、彼にも色々あったんでしょう。

 

真実は一つじゃない
人の数だけあるんですよ

でも事実は一つです

 

刑事のひとりに整くんが語ったこと。
その通りだなぁと感じる言葉がそこここに散りばめられ語られ、色々と勉強になります。

心理的な面で。
また、色々な雑学的要素も加わって。

 

 

既刊8巻。(2021年6月現在)
上に挙げた1巻の始めの話に限らず、どのエピソードにおいても、最終的に犯人も整くんの弁舌に納得させられてしまいます。
しかも、その人の心のモヤまで取り除いてしまうというアフターケアまで。

まさに、新感覚ミステリー。
普通の大学生が日常生活で解き明かしていく推理マンガ『ミステリと言う勿れ』

 

 

7月には新刊、9巻が発売するそうです。
新刊が出る前にもう一度初めから読み返しておかないと…!!

 

 

(2022年1月現在、既刊10巻)

 

 

★2022年1月、ドラマSTARTで感想ブログ↓

 

 

 

『ミステリと言う勿れ』作者、田村由美先生のマンガ作品おすすめは?

BASARA

● BASARA (1-16巻 全巻) 田村由美

1990年から8年間に渡って「別冊少女コミック」で連載された少女マンガです。
もう、田村由美先生のマンガと言ったらこれ!と言ってしまう私は…まあ、そんな年代の人です。実際には連載時に読んでいたわけではなく、所持しているコミックも文庫版ですが。

何度読んでも面白く、読むたびに新しい発見と感想が湧き出てくるすごいマンガです!
もう、何度読んだか分かりません。展開が分かっているのにドキドキして、ホッとしたり、クスッと笑えたり、泣いたり。

舞台は文明崩壊後の日本。少年マンガ的な壮大なスケールの世界観で描かれるものの、少女マンガ的なラブ要素も忘れていない絶妙なストーリー展開。
たくさんの登場人物がいる中で、そのそれぞれの人物の想い、感情、動かされる動機など、丁寧に作り込まれ様々な要素が練り込まれた素晴らしい作品です。

殺されたのは、妹の更紗
生きて王の死に目を見たい者は
わたしに続け!
突破する!

文明崩壊後、王制となった日本。その土地を統べる暴君「赤の王」に理不尽に殺されたのは双子の兄「タタラ」。「更紗」という名の15歳の少女は、運命の少年「タタラ」の名を背負い生きていくことを決め、赤の王への復讐、さらには革命を引き起こすべく立ち上がるのです。
登場するすべての人物が様々な想いと生き様をもって、「更紗」を支えて突き進んでいくのです。

目まぐるしく動きながらも繊細に創り込まれたストーリー展開に、寝る間も惜しんで読破したくなること間違いありません…!!

BASARA (1-16巻 全巻) 田村由美

 

7SEEDS

● 7SEEDS (1-35巻 全巻) 田村由美

2001年から「別冊少女コミック」で連載を開始、後に2002年から2017年まで「月刊フラワーズ」にて連載された少女マンガです。
リアルタイムで田村由美先生のコミックスを購入していたのがこちらでした。
(↑『7SEEDS』にハマって『BASARA』に向かってそのままどっぷり浸かり込みました…)

舞台は未来の日本。巨大隕石の衝突によって天変地異の起こった世界。
天変地異を予測した人たちは人類の滅亡に備えて厄災が過ぎ去ったあとの世に人類の種を残そうと、7seedsプロジェクトとして若く健康な少年少女たち冷凍保存。人類の存亡をかけてその世界を生き抜くという、これまたスケールの大きなストーリーです。

「自分の部屋で眠っていたのに起きたら海の上だった」

なかなかにハードな展開からスタートしますが、ハードなのは割とラストまでずっとでした。

7seedsプロジェクトは世界各国で行われていたようですが、日本では5チーム(春・夏A・夏B・秋・冬)で、各チーム7人+ガイドの大人が1人。
その中には解凍に失敗してミイラ化した状態だった人も数名いたものの、たくさんの人物が登場します。7seedsプロジェクトに含まれなかった大人たちのストーリーも含めると、両手両足の指だけでは数え切れない登場人物の数です。

BASARAもそうですが、7SEEDSも同じく、たくさんの登場人物がいてもそのそれぞれの個性や事情、感情や背景が本当に丁寧に描かれていて、誰一人忘れることのできないキャラクターたち。

少し読んだだけでこの世界に惹きこまれること間違いありません…!!

7SEEDS (1-35巻 全巻) 田村由美

 

猫mix幻奇譚 とらじ

● 猫mix幻奇譚とらじ (1-13巻 最新刊) 田村由美

2005年に「月刊フラワーズ」付録で発表され、その後「フラワーズ増刊凛花」、現在は「増刊フラワーズ」にて連載中のようです。
(↑コミックス派なので連載誌の移り変りは良く分かっていません…)

物語は、完全にファンタジーですね。
ねずみが天敵となって2000年以上の世界。ねずみは大軍を組織し村を襲い人々を食う存在。
人間はねずみと戦い続けています。
mixは「魔法のねずみ」の力で半人間にされてしまった元動物たち。人語を話し、二足歩行で移動します。とらじは元が猫なので猫mix、元が犬だと犬mixと呼ばれます。

「魔法のねずみ」に息子リオを連れ去られた勇者パイ・ヤンは、リオの飼い猫で「魔法のねずみ」にmixにされてしまった猫mixとらじと共に捜索の旅に出かけるのです。

BASARAや7SEEDSとはどうしても世界観が違うので、人によって好みが分かれるかと思われますが、ファンタジーが好きならハマります。
例によって、登場人物も登場mixも登場ねずみもとても多いです。個人的に頭の中に相関図が出来上がるまで時間を要したので、何度か読み返して理解が深まるという、読み込みマンガです。
(↑私の理解力が乏しいのか…)

新刊の出るペースが年に1回程度なので、忘れて疎遠になることもありますが。
とにかく、猫mixのとらじが可愛いくてやめられません(笑)

真面目人間の勇者パイ・ヤンと、ほんわか子ども猫mixのとらじ。
2人(ひとりと一匹…?)の掛け合いや関わり合いの中で、温かい気持ちになったり、うるっと泣きそうになったり。
物語の世界観がファンタジーとしてしっかり確立されているのでブレがなく、いつしか最終話まで目が離せない状態となってきます(*’▽’)

ほっこりしたくなったときに読み返したくなる、勇者パイ・ヤンと猫mixとらじの物語。
読めばどっぷりはまり込めること間違いありません…!!

猫mix幻奇譚とらじ (1-13巻 最新刊) 田村由美

 

 

 

まとめ

男子にもぜひ読んでほしい少女マンガを挙げるとすると、一番はじめに頭に浮かぶのが田村由美先生のマンガです。
我が家の長男(中学2年)も『ミステリと言う勿れ』は、面白い!と言って読み進めています。他のおすすめマンガも薦めましたが、少女マンガの見た目で敬遠している様子。
(↑色々なことが学べるからぜひ読んで欲しいのですが…)

『ミステリと言う勿れ』はOKなのは何故なのか…(;’∀’)

そもそも、イラストでマンガを選別するのは間違っているというのが持論。
絵が苦手で敬遠してきたマンガが実はものすごく面白かった!ということが多々あります。

尚、旦那さんにも薦めましたよ!BASARAも7SEEDSも!
BASARAは随分前に読破してくれています。7SEEDSは全部揃ったら続きを読むと言ってそのままですが…途中までの感想『少女マンガじゃない』でした(笑)
ミステリ~は薦めなくとも勝手に読んでいましたね。

 

2022年1月のドラマ放送開始前に、ぜひ一度手に取ってもらいたいマンガです!

ミステリと言う勿れ(1-8巻 最新刊) 田村由美

 

 

 

 

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この記事を書いたのはこんな人
ももたろ。

男の子3兄弟を育児中のアラフォー母です(*'▽')

1年365日。日々をまったり過ごしたい、のんびり生きたい。
実際はバタバタですが、いつかきっと。

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