こんにちは、ももたろ。です。
大晦日の今日、午前中に洗濯と掃き掃除と、お風呂掃除を済ませました。
まだまだ至らない部分はものすごくいっぱいありますが、いつもよりは頑張りました(笑)
今回のお話は、お正月にお迎えする歳神様(としがみさま)のことです。
前回、大晦日について調べたところ、お正月には歳神様をお迎えするとのこと。
へー!を80回くらい押したくなりました。
↑即ち、良く知らなかったんです(;’∀’)
歳神様ってどんな神様なんでしょうね?
歳神様(としがみさま)って?
本来お正月とは、歳神様(としがみさま)を家にお迎えしてお祀りする行事だったようです。
歳神様はお正月に各家庭にやってきて、その年1年を守って下さる大切な神様です。
お正月にやってきた歳神様は一般的に松の内と言われる1月7日までいらっしゃいます。
これを「松の内」と言いますが、年始の挨拶や年賀状のやりとり、初詣などもこの期間までとされています。
歳神様の由来については諸説あります。
日本の様々な地域で信仰された神様や、日本の生活で重要だった農耕に関わる神様、それらが長い年月をかけて抱合され、歳神様と呼ばれるようになったようです。
歳神様は神道の神様とされ、その数は八百万に及ぶと言われています。
良く聞きますね。「日本には八百万(やおよろず)の神がいる」と。
神道とは他宗教のようにひとつの神様の存在を信じるものではなく万物に神様は宿るという考えで、山や川、気象、森、野生動物といったものすべてに神様がおられるというもの。
地方によってはお歳徳(とんど)さん、正月様、恵方神、大年神(大歳神)、年殿、トシドン、年爺さん、若年さん、などとも呼ばれ、それぞれの地域性が感じられますね。
諸説ある歳神様
来訪神
1年に一度、季節の変わり目に、人々の世界に来訪して幸福をもたらすとされる神様。
多くの場合、仮面に仮装した異形の姿で現れるようです。
2018年、『男鹿のナマハゲ』などの来訪神の行事10件が『仮面・仮装の神々』としてユネスコが無形文化遺産として登録したことで記憶に新しいですね。
ナマハゲは、「悪ぃ子はいねぇが~!?」の、あれです。神様です!
それ以前に単独で無形文化遺産として登録されていたのが『甑島(こしきじま)のトシドン』なども。
穀物神
五穀豊穣を司る、農耕の神様、田の神様です。
『年』は稲の実りのこと。
米を始めとする穀物を収穫する1年間のサイクルのことを『年』と呼ぶようになったことから、年の初めにその豊作を祈念し、それが歳神様をお祀りする正月の中心行事となりました。
日本の農耕は人々の生活にとって欠かせない重要なものでした。
歳神様が穀物の神様とされるのは必然的なものだったのかもしれません。
祖霊
民間信仰から自然発生したのが、家を災いから守ってくださるご先祖の霊=祖霊です。
祖霊信仰は祖先が生きている者に影響を与える、もしくは与えることができるという信仰。
人間は死んで一定期間が過ぎると祖先の仲間入りをすると言われます。
ご先祖様が今生きている子孫をお守りして下さるんですね。
歳徳神(としとくじん)
その年の福や徳の方角である恵方を司る神様です。
歳徳神のおられる方位は恵方とされ、その年の恵方に向かって物事を行えば万事吉となると言われています。
昔、初詣は自宅からみて恵方の方角にある神社に詣でる習慣があったそうです。
日本神話における歳神様
古事記などの日本神話でも歳神様は登場します。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)とその妻である神大市比売(かむおおいちひめ)との間に生まれた大年神/大歳神(おおとしのかみ)、そして大年神の子である御年神/御歳神(みとしのかみ)が歳神様とされるようです。
大歳神は豊年を神格化した神様で、転じて食物や穀物の豊饒・収穫を意味します。
門松は歳神様が迷わないようにする目印
お正月に飾る門松や松飾は、歳神様が迷わないようにお迎えするための目印です。
常緑の松は『神様が宿る木』と考えられ、昔は庭に常緑樹を一本立てて歳神様の依り代としていたと言われます。
門松を立てるのは歳神様を迎えする前の年末に行いますが、29日は『苦立て』『苦待つ』として縁起が悪く、31日に立てるのは『一夜飾り』といって避けた方が良いとされています。
↑知らずに去年やっちゃったんですけどね(;’∀’)
大掃除を早めに済ませて、28日より前に立てるのが良さそうですね。
また、しめ縄はいわゆる結界のようなもので、「穢れのない清浄な場所(神様に安心しておいでいただける場所)」の範囲を示しているそうです。
鏡餅は歳神様の依り代(よりしろ)
お正月に家にきて下さった歳神様の依り代となるのが、鏡餅です。
歳神様の居場所ですね。
鏡餅は歳神様の依り代なので、ご神体としての鏡をおもちであらわしたものです。
餅を大小2つ重ねるのは、月と太陽、陰と陽を表わしていて、縁起が良いとされたからだそうです。
幸福や恵みをもたらして下さる歳神様の宿った鏡餅の餅玉を「御年魂」として分け、お雑煮としていただき、そうして歳神様から「魂」を分けていただきます。
鏡餅も門松と同じく、29日や31日を避けて飾り、1月11日の鏡開きの日にお雑煮やお汁粉にします。
まとめ。歳神様と知るとお正月の意味がわかります。
前回の記事、大晦日を知ることで知った『歳神様(としがみさま)』。
歳神様のことを調べることで、お正月の意味などを詳しく知るきっかけとなりました。
実際、わたしは子どものころからの記憶に、お正月飾りや鏡餅などの思い出がないんです。
↑実父がキリスト教徒だったからですね。
だから、日本の文化としての神事に関しても良く知らなかったんです。
知ることは楽しいです。
日本の文化も大好きです。
わたし自身は無宗教なので、日本の行事も海外の行事も好きなところだけ取り入れて生きています。
いろいろなことを知りながら、まったりと過ごしていきます。
本日、大晦日。平成最後となりました。
歳神様をお迎えする準備は何ひとつしておりませんが。
来年も良き年となりますように(´-`*)
大晦日に関する記事はこちらから。
コメント